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会見で話す国民民主党の玉木雄一郎代表=2025年4月15日午前10時47分、国会内、南有紀撮影

 参院選に向けてさらなる党勢拡大を狙う国民民主党で、候補者擁立をめぐる混乱が相次いでいる。政治経験の乏しい新人が目立つ中、参院選後を見据えて「即戦力」となる国会議員経験者を確保したい考えだが、党内や支持組織の連合から「待った」がかかった。

 国民民主は、かつて同党所属の衆院議員だった菅野志桜里氏(50)の全国比例での擁立を検討してきたが、23日の公認内定を見送った。前日に擁立方針が一部で報じられ、SNS上で過去の不倫疑惑とともに党を批判する書き込みが相次いだためだ。

 偽名で不倫をしていたとして平岩征樹衆院議員に無期限の党員資格停止の処分を出したのも23日。党内からも「タイミングが悪い」との声が相次いだ。幹部の一人は「菅野氏は能力も高く、10人分は働ける。早く戻ってきて」と歓迎する一方、「選挙だからといって誰でも良いわけじゃない」との声も出ている。

大阪選挙区では連合が反発。「党のカラーに合わない」との声も

 大阪選挙区では日本維新の会…

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